紫外線が強くなってきましたね。
貼り薬で「光線過敏症」という副作用が出るものがあります。
病院で処方されるモーラステープという湿布薬。
成分はケトプロフェン。経皮鎮痛消炎剤です。
腰痛・筋肉痛・関節痛にとても良く効きますが、貼った場所が紫外線に当たらないように注意が必要です。
日光が当たった場所がかぶれることがあるので使用中、使用後(テープを剥がした後)も当分の間は貼ったところを衣類で覆い日光に当てないようにしましょう。
ガラス越しの紫外線にも注意が必要です。今まで大丈夫であってもこれからも光線過敏症が出ないとは言い切れません。
モーラステープ・モーラスパップをお使いの方は次のことに注意し安心して使用しましょう。
① 貼っているところを日光に当てないこと
② 剥がした後も少なくても4週間はその部位は日光に当てない方が無難です。
③ 日焼け止めは「紫外線吸収剤」の入っていないもので「紫外線散乱剤」や「ノンケミカル」と表示されているものを使いましょう。
④ 色の濃い服で貼付部位を覆うこと。白い服は紫外線を通してしまいます。
⑤ 処方された部位以外には勝手に貼らないこと。
⑥ 他人にモーラステープは譲らないでください。処方されたお薬はすべて譲渡禁止です。
シップ薬と言えども他人には譲らないでください。正しい使い方が伝わらないことがありますし、喘息の人が使うと喘息発作が出ることがあります。
妊娠後期の妊婦さんが貼った場合は胎児の動脈管収縮や羊水過少症が起きることもあります。
多くの方に処方されるモーラステープです。
正しく安全に使いましょう。