ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2015/08/14

中医美容できれいなお肌作り

夏のお疲れが体やココロだけでなく、お肌にも出るころですね

中医学では病気の治療、予防のほかに「中医美容」(お肌は内臓を映し出す鏡)という考え方できれいになる方法があります。

中医美容では皮膚は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と繋がっており、「氣・血・津液」が美肌を保つ“源”と考えています。

五臓の中でも特に「腎」の働きは老化に深く関係しており、女性では7の倍数の年齢に「シワ・たるみ・白髪・脱毛」などの悩みが出てきます。

また、若い女性では生理の周期の後半の黄体期にはお肌に熱がこもり不安定となりニキビなどが出やすくなります。

メンタルにもイライラやウツウツが出る方もいます。

ストレスから氣・血の流れが滞ると自律神経の「肝」の働きが乱れ、爪割れ、くすみ、シミ、肝斑が。

無理なダイエットや慢性の疲労で氣・血が不足すると血液の巡りを調節する「心」の働きが低下し、肌に艶がない・血色が悪いなどお肌の栄養不足が。

胃腸の働きが低下しているときは「氣血津液」が不足し、お肌に張りが無い、目の下がたるむ、唇が荒れるなどが。

「肺」の働きが低下すると体表のバリア機能が弱くなり、肌がかさつきシワができやすくなります。

中医美容では「通・補・排毒美容法」と言う方法で肌トラブルを解消し、美肌を作ります。

「補」法は気血津液と五臓の働きを補うことで肌の代謝・再生・健康を維持する方法です。

「通・排毒」法は体内の老廃物や熱毒を体外へ排除することによって皮膚を活性化し肌を健やかにする方法です。

シミ・しわ・たるみ・吹き出物は身体の内側からのお知らせです。

中医美容で身体もお肌も心も元気になりましょう。