現代では３５歳以上の高齢出産が当たり前のものになっています。
年齢が上がることで妊娠・出産へのハードルは高くなり、子宝相談の中でもアラフォー世代のご相談が多くなりました。
「卵子の老化」がテレビやマスコミで取り上げられています。
残念ながら３５歳からの妊娠を考える時に大きな問題となるのは「卵の老化」です。
卵の数の減少は食い止めることはできませんが、卵の質は毎日の食事・睡眠・生活習慣・漢方で良くすることができます。
血行不良・冷え・ストレス・生理痛や生理不順を治すことが卵の質を良くすることにつながります。
また、子宮筋腫・チョコレート嚢腫などの子宮内膜症・子宮腺筋症・多嚢胞性卵巣・高プロラクチン血症・卵巣嚢腫など妊娠に影響を及ぼす病気を合併している場合や男性不妊が多くなりました。
体外受精や顕微授精など高度生殖医療の恩恵を受け昔だったら授からずに諦めていたご夫婦でもわが子を抱くことができるようになりました。
おととし行われた体外受精は３６万８０００件余り、過去最多を更新したと日本産科婦人科学会のまとめでわかりました。
一方この治療で生まれた子供の数は４万人余りと治療件数の１割ほどにとどまっています。
体外受精の成功率を上げるためにもご夫婦の「妊娠力」つまり卵子や精子の質を良くすることと健康な血液が滞りなく流れて、赤ちゃんを産み育てる力が十分にある母体を作る力を高めることが必要です。
まず、病院での検査を受けましょう。
迷っている間に時間は過ぎていきます。
生理の３日目に血液検査を、排卵前に卵管造影検査を、超音波で卵巣と子宮の様子を。
不妊症の原因の半分は男性が関係しています。
男性の検査も必須です。
中医学漢方を上手に利用して西洋医学とともに妊娠しやすい身体作りのお手伝いを不妊カウンセラーがしています。