ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2015/11/02

「蓄膿症・後鼻漏」は生活習慣と漢方で治して、小顔で表情イキイキと

「痰」が絡んで困っている方が多いですね。

あなたの「痰」は肺や気管支から上がってきますか?

それとも鼻から喉に流れ落ちて口から出てきますか?

鼻水がのどに流れて、喉のイガイガや不快感、えへん虫が続く場合は「後鼻漏」かもしれません。

呼吸による空気の通り道の鼻腔は顔の中で副鼻腔と呼ばれる8つの空洞と自然口という小さな孔でつながっています。

ウイルスや細菌感染、花粉症などの原因により鼻腔の粘膜に炎症が起き、鼻汁や鼻づまりの症状が長引くと、副鼻腔まで炎症が広がってしまうことがあります。

副鼻腔に膿がたまると頭痛、膿性・粘性の鼻汁と鼻閉、喉の違和感、胃部不快感、集中力や記憶力が低下する、やる気が出ないなどうっとうしい症状が現れますね。

鼻が悪いとどうしても口呼吸になります。

鼻呼吸であれば吸気には湿気が与えられ、空気中の塵や細菌を鼻の中の空気清浄機としての役目で排除し、きれいで潤いのある吸気にして肺に送られます。

口呼吸になると、この空気清浄機としての役目が果たされずに乾燥し、汚れた空気が肺まで吸い込まれてしまいます。

すると免疫機能に異常が現れます。

副鼻腔炎や後鼻漏を治すには体質強化・生活習慣の改善特に食養生が大切です。

鼻は五臓の分類から言うと「肺」のグループです。

肺のグループを治すには「胃腸の働き」に負担をかけないことがコツです。

鼻の病気が良くならないときは次のことをチェックしてみましょう。

①   糖分の摂り過ぎ

②咀嚼不足

③アルコールによる肝臓の弱り

④水分や冷たい物の摂り過ぎ

⑤食物繊維不足

⑥体力の低下

⑦冷暖房のかけ過ぎ

⑧シャワーだけの入浴

これらを改善したうえで漢方薬の治療法があります。

鼻の病気が良くなるとスッキリと鼻筋の通った顔立ちになり、腫れが引いて小顔になり、表情もイキイキとし、集中力・学力も上がります。