ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2018/09/05

涼しくなってからの「秋バテ」は食養生と漢方で

猛暑を乗り切ってやっと朝晩涼しくなりヤレヤレと思ったのに、体調不良を感じることはありませんか?

□疲れやすく体がだるい

□やる気が出ない

□食欲がなく夏やせした

□今年の夏とてもつらかった

□朝スッキリ起きられない

□風邪を引きやすい

□口やのどが渇く

□ダラダラと汗をかく

この時期は急に一日の気温差が激しくなるので、それに対応しきれず体調を崩し、夏バテならぬ秋バテを起こしているのかもしれません。

これらの症状は夏にたくさん汗をかいたために起こる体内の水分消耗(潤い不足)、体力の過剰な消耗、冷たいものやイベントでのゴージャスな食事の摂りすぎによる消化機能の低下、冷房による体の冷えといった夏場の生活の無理がたたっているのが原因です。

暑さと多量の汗で身体はカラカラに干上がった状態。乾燥が苦手な臓器は「肺」。

秋の元気の秘訣は「肺(呼吸器)」を乾燥から守ること。

肺の潤いが不足すると呼吸器の抵抗力が落ち、風邪・咳・ドライマウス・乾燥肌などの症状が現れやすくなります。

肺に潤いを与え、胃腸の働きを整える「気」を補う食品はレンコン・梨・ブドウ・ユリ根・山芋・松の実などの白い食材です。
熱を冷ます働きのスイカから潤いを補充する梨にシフトしていく季節ですね。