ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2017/10/03

「生理不順」や「無月経」はまず血液検査を

若い女性で定期的に来ていた生理が妊娠や授乳以外で止まってしまったら、原因を探し出し適切な対応をとりましょう。

良く知られている原因に激しい運動・過激なダイエット・ストレス・神経性食欲不振などからおこるホルモンバランスの乱れがあります。

身体が「この状態で妊娠したら母体がもたないな」って判断して、生理を止めてしまいます。

また、生理らしい出血はあるけれど、排卵がありませんという無排卵の状態も心配しなくてはいけません。

排卵の有無は基礎体温を測ればわかります。

生理とは子宮が勝手に内膜をはがしているのではありません。

脳からの指令と卵巣内の卵胞からのホルモンと子宮内膜の連携によって一ヵ月のリズムが出来上がります。

無排卵の原因は

①   中枢(視床下部―脳下垂体)の機能低下で卵巣への命令が出ない

②   卵巣機能の低下で脳からの指令に反応しない

③   多嚢胞性卵巣症候群で未成熟の卵胞がたくさん出来てしまい排卵できない

④   高プロラクチン血症といって母乳を分泌するホルモンが脳から出ている

⑤   脳下垂体腫瘍

⑥   甲状腺機能異常

があります。

これらは血液検査や超音波検査で分かります。

そのうち排卵が起きるだろう?
そのうち生理も来るだろう?
と待っている月日はもったいないです。

特に妊娠を望む場合はすぐにでも病院で血液検査を受けましょう。

原因がわかれば西洋医学と中医学の併用で妊娠への希望が出てきます。

子宝相談は予約制で1時間。基礎体温表をご持参ください。

不妊カウンセラー金井が授かりやすい身体つくりのお手伝いをいたします。