ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2022/05/13

顔色から予測する内臓の疲れ

私たちの身体は自然治癒力が備わっていますので、自分の心や身体を間違って使ってもすぐに壊れて病気になるわけではありません。

長い間、間違った使い方をしていると、冷え・ほてり・むくみ・だるさ・お通じの乱れ・生理のトラブル・睡眠が悪い等、まずは体調不良というお知らせが出ます。

それらを無視し続けると、病気にまで進みます。

そうなる前に日常の中での小さなサインに気付きましょう。

中医学漢方は予防医学です。

顔色や舌や爪のチェックで、どの臓器が弱っているかおおよその見当をつけることができます。

 

★青→肝(目と関連深い)

肝はストレスを受け止め、自律神経を調整し血流をコントロールする臓器。

肝の働きが滞ると、顔色が青味を帯び、怒りっぽくなり、目の疲れが出ます。

 

★赤→心(舌と関連)

赤ら顔は心臓に注意。

漢方の「心」は精神(脳)も含みます。

不安感や不眠も心と関係が深いです。

舌の裏側の血管が紫色になったら血流停滞のサイン。

 

★黄→脾(胃腸)(口と関連)

胃腸が弱ると黄色っぽい顔色に。

また、血管がもろくなり出血、アザ、月経過多にも。

口と関連が深いので唇むけ・口内炎・口角炎ができやすくなります。

 

★白→肺(鼻と関連)

色白の人は肺・鼻・皮膚など肺の関連疾患になりやすく、アレルギー体質の人も多く見受けられます。

 

★黒→腎(耳に関連)

腎は成長・発育・生殖・老化にかかわりの深い臓器。

腎が弱ると肌が黒ずんできたり目の下にクマができたり年齢より早めに老化現象が現れます。

 

顔色チェックで身体の声を聞き、早めに対処しましょう。