炎症系の病気の時には「湿熱」を溜めないようにするのが早く良くなるコツです。
湿熱とは気血の巡りを妨げる邪気の一つです。
胃腸の処理能力を超えて「飲みすぎ食べ過ぎこってりしたお食事」が続いたときに未消化物は老廃物となって「痰湿」を作ります。
それがやがて体の中で熱を持って「湿熱」に変わり噴出して炎症系の疾患を引き起こします。
炎症系の疾患とはアトピー・ニキビなど皮膚疾患、感染症、消化器疾患、副鼻腔炎・中耳炎・口内炎・膀胱炎など粘膜の疾患などです。
湿熱が溜まると舌には白~黄色の苔が厚く付き、ジュクジュクした皮膚炎、口臭・体臭、尿の色が濃くなり、イライラ、べたつく汗、などのお知らせが出ます。
治すにはこの逆をやればよいのです。
湿熱を身体から追い出す。
痰湿を作り出さない。
胃腸で処理できる量や質の物を食べるということです。
一週間スパンで、食べ過ぎたと思ったら翌日は胃腸をいたわり控えめにあるいは間食しないなど調整をしましょう。
湿熱のお知らせが現れたらゴーヤ・トマト・冬瓜・豆腐・シジミ・キュウリ・スイカ・大根・玉ねぎ・セロリなどがオススメです。
逆に摂り過ぎ注意なものは脂っこい物・生もの・冷たい物・甘い物・辛い物・味の濃いものアルコールなどです。
これから暑くなりますので体質的に熱がこもりやすい方は「湿熱」のお知らせが出たら清熱利湿の漢方もお試しください。



