立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ猛暑日が続いています。
夏の暑さで皮膚トラブルが爆発しませんでしたか?
夏の皮膚トラブルの原因は「暑さ・紫外線・汗・イベント食・湿気」です。
これからの秋の皮膚トラブルは「乾燥」が追加されます。
皮膚病のタイプと悪化要因によって漢方薬・外用薬・食養生が変わります。
❶過剰な「熱」タイプ 日焼けによる炎症・ニキビ・赤い・痒い・化膿・熱感のある皮膚病には、清熱解毒漢方を症状に打ち勝つ分量だけしっかり服用しましょう。
食べ物も熱をこもらせない、過剰な熱をさます食材(ゴーヤ・ナス・トマト・キュウリ等)を利用しましょう。
❷湿の停滞タイプ ジュクジュクした湿疹・あせも等。冷たい物の摂り過ぎで胃腸の働きが弱ると体内に「湿(余分な水分や老廃物)」が溜まってしまい、皮膚から出しちゃえルートを使ってジュクジュクしてきます。
溜まった湿を追い出す漢方薬や食材(ハトムギ・冬瓜・スイカ・緑豆等)を使います。
❸潤い不足、乾燥タイプ 夏の間にたくさん汗をかくと体内の潤いと気も消耗します。その結果、皮膚に充分な潤いやエネルギーが行きわたらず、お肌がカサカサしたり肌の免疫力が低下したりして感染症などをまねきやすくなります。
秋になって空気も乾燥してくると肌の皮むけやパサパサと粉が散り、乾燥性の痒みや炎症が現れます。
体内に潤いと気を養う漢方薬と潤い食材(白きくらげ・大根・れんこん・梨・枸杞の実・鶏の手羽等)を。
漢方治療はどのタイプでも「炎症に対抗できるだけの種類と適切な量」が必要です。