今や国民病と言われるほど40%の国民が罹っているという花粉症。
肺(鼻や皮膚も含めて肺)や胃腸が弱っている人は外敵から身を守る衛気(粘膜のバリア機能)が不足しがちで花粉症の症状が出やすく悪化しやすくなります。
衛気(バリア機能)を強めるには、腸内環境を整え免疫システムを正常にすることが大切です。
中医学では、衛気は呼吸と飲食によって作られると考えられています。
胃腸を守るにはまず食事に気をつけましょう。
加熱した葉野菜や海藻をたっぷり入れたさっぱり味の食事(清淡の食事)を食べましょう。
気を付けてほしいのは生もの・体温より冷たい物・味の濃い物・甘い物・脂っぽいものの摂り過ぎです。
自分の胃腸の処理能力を超えて飲食物を取り入れると処理が間に合わず体内に老廃物として溜まります。
それが通常の排泄ルート(便・尿・汗・呼吸)で出しきれないと、どこからでもいいから出しちゃえルートを使って鼻からデトックスしてしまおうと鼻水に悩まされます。
身体に鼻水の材料(老廃物)を溜めない食事にすると少しでも楽に過ごせるかもしれません。
身体のデトックスの一番は排便です。
春は冬の間に溜め込んだものを排出するデトックス食材が出回ります。
タラの芽・フキノトウ・タケノコ・セリ・フキ・菜の花などです。
また、消化物を胃から腸に送り出して適切に排泄させる小松菜・大崎菜・大根・白菜もおすすめです。
そして清淡の食事(薄味で胃腸に負担をかけない食事)✙腹八分目✙よく噛む✙美味しく楽しく食事することも胃腸を守ることに繋がります。
花粉症予防が胃腸から始まるということも少しだけ意識してみましょう。