ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2024/03/15

春のお悩み対策

春は卒業・入学・新生活・年度替わり等イベントが多いです。

身体への負担やストレスも多くなります。

そんな中、春独特のご相談が増えています。

❶眠い・だるい

気圧や気温など季節や環境の変化に、ついていくだけでもエネルギーが必要です。

ホルモン・陰陽・自律神経のバランスが冬から春にかけて変化していきます。

春は眠ることでエネルギーを充足させます。

起床時間は変えずに就寝時間を早めましょう。

❷眩暈・立ち眩み・フワフワする

体温を逃がさないように血管を収縮して体表の血流を減らしていた冬。

ぽかぽか陽気で温かくなると血管が広がり血圧が下がります。

血流量がたっぷりある人は何の問題も出ませんが、もともと血虚の人は血管が広がることで流れがユルユルになり、血流に勢いがなくなると、めまいや立ち眩みフワフワ感が出てきます。

❸イライラ・クヨクヨしやすい

漢方の世界では「春は肝」と言います。

肝は自律神経の調節・メンタル情緒の安定・気血水を巡らせるという働きがあります。

寝不足などで肝に負担がかかるとクヨクヨ・イライラ・落ち込んだり、瞬間湯沸かし器のようにカーットなったり上がり下がりが激しくなります。

❹花粉症やアトピーが悪化しやすい

冬に溜め込んだ老廃物を排出したいのが春です。

花粉症に乗じて鼻から余分の水分を追い出そうとします。

引き金は花粉だったり紫外線、汗だったりしますが、これをチャンスに老廃物の追い出しにかかろうと皮膚や粘膜に炎症を起こします。

老廃物の溜まらない食事にし、胃腸を整え、間食・夜食を控えて胃を休ませてあげましょう。

あまりクヨクヨ考えず、季節のせいもあるとのんびり構え、休養を第一に。

X(旧Twitter)で健康情報を呟いています。@tokinoya_kanpou