ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2024/09/10

「お肌は内臓の鏡」中医学でキレイを応援

中医学漢方には「中医美容」というジャンルがあります。

なんたって中医学はもともと王様王妃様のための漢方でしたから。

より美しく・より若々しく・より健康で王家が繁栄するために研究が重ねられました。

何千年もたってその恩恵を私たちも享受できるようになりました。

美しく年を重ねるために、外側からのお肌のお手入れと内側からの中医学養生や漢方薬を使って、身体も心も脳も美貌も中医学の知恵で美しく年を重ねましょう。

お肌は、表皮・真皮・皮下組織の三層構造です。

お肌をベッドに例えると表皮はシーツ・真皮はマットレス・皮下組織はそれらを支える土台。

お悩みがどこで起きているかを見極めます。

角質のカサカサゴワゴワ・皮むけ乾燥・シミなどは表皮(シーツの部分)の問題。

たるみ・ほうれい線・弾力低下・くすみは真皮(マットレスの部分)のコラーゲンやエラスチンが減少して張りがなくなったから。

また、毛細血管内の血流減少や栄養供給不足。

美容上のお悩みは「気・血・津液」と「五臓や陰陽や寒熱のバランス」と深く関わっています。

五臓の中でも特に「脾(消化器)」「肺(呼吸器全般、鼻と皮膚も)」「腎(成長発育生殖老化・骨・免疫・みずみずしさ)」のどこに弱りが有るかを見ていきます。

中医学では脾胃の働きが低下し栄養分の吸収が弱まると、筋力、新陳代謝が低下し、脂肪や余分な水分が皮下細胞に集まり、たるみや二重あご、浮腫みやセルライトをもたらす原因と考えています。

夏に弱った脾胃を回復させ、老化を支配する臓である「腎」を補い鼈甲や鹿茸(鹿の角)など動物生薬を使うと脳もお肌も若々しさを保てます。