Kさんは当時32歳。不妊外来での不妊治療歴は3年。
体外受精3回で授からずにホームページで当店を知り、遠く市外からいらっしゃいました。
高プロラクチン血症、子宮筋腫、子宮内膜症、と婦人病のオンパレードでした。
体温表も低温期のギザギザ、排卵の立ち上がりに3日以上かかり、高温期は陥没が
あるといった状態でした。
几帳面で優等生タイプ。次から次から心配の種が生じ、かなりの勉強家で知識は豊富。
一緒に心配の種を納得して消していくことが精神の安定に繋がるので
私もよ~く勉強させていただきました。
この患者さんとのお付き合いで、かなり体外受精に精通させていただき、基礎を作ってくださったと
感謝しています。
子宝の周期療法にプロラクチン値を下げるための炒麦芽を加え、胃腸症状もあるので
リキ錠で胃腸を強くし、食べ過ぎたときは晶三仙のお茶を飲んで
不安や心配で眠れないときはシベリア人参茶でリラックスしていただきました。
8か月後の体外受精で妊娠し、初期に切迫気味で入院なさいましたが、無事に
出産なさったとお手紙をいただきました。
気が付けば、入院までの8ヶ月間のメールでのやり取り、入院中はご主人からのメールでの
やり取りはあわせて43往復になっていました。
ご本人とご主人と私とがチームメートのようにお互いに疑問をぶつけ合い
激励しあいながら濃密な一年を過ごしました。
よ~くついてきてくださったと感心・感謝しています。