ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2011/08/25

取り戻そう日本人の食事 ~その5~戦後の食生活1番変わったことはなぁに?

戦後の食生活 1番変わったことはなぁに?

この50年で植えつけられた食生活の3つの錯覚
1 肉を食べれば筋肉もりもり・・・ではない
2 欧米の食生活が理想だ・・・・ではない
3 栄養素を考えると食生活は解らなくなる。栄養素に振り回されてはいけない。

この3つの錯覚と戦後の「食生活近代化論」や「栄養改善普及運動」によって、日本の食生活はどう変わっていったのでしょう。

肉・脂・砂糖・乳製品・食品添加物などの化学物質が増えた。などを思い浮かべるでしょうが1番変わったのは「ご飯が減ったこと」なのです。

昔の人はご飯中心の食生活でした。

1日のご飯を6杯~8杯も食べ、あとは主食につきものの味噌汁、漬物を基本に、その土地でそ の時期に採れる野菜、魚を食べるという食事でした。ところが誤った知識が広まった昭和40年頃を境に、「ご飯は残してもいいからおかずをいっぱい食べなさ い」という、現在の食生活へと変わってしまいました。

昭和40年頃を境に「ご飯いっぱいの食生活」から「おかずいっぱいの豊かな食生活」になって、若者の足は長くなったし、体格もよくなったし、めでたし、めでたしとなったわけです。

途中までは。ところが何か変だぞ。おかしいなと皆が思い始めました。

アトピーは増えるし、ガンは低年齢化して増えるし花粉症、生活習慣病、昔はなかった病気が増えてきました。食生活だけでは語れません。もっと他にもいっぱい原因はあるでしょう。

でも食生活を抜きにしても語れません。

次回はご飯が減ると何故いけないの?をお送りします。