ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2012/06/18

赤ちゃんを迎える体の準備~漢方編~

前回は「妊活と栄養」のお話でした。

今回は「妊活と漢方」のお話です。

日本では避妊をしないで2年以内に妊娠に至らないカップルを不妊症と定義しています。

不妊の原因は女性不妊が40%、男性不妊が40%、双方に原因があるものが15%

原因不明が5%といわれています。

なかなか授からないなぁと思ったら、病院で6大基本検査(基礎体温表チェック・精液検査・

頚管粘液検査・ヒューナーテスト・子宮卵管造影・超音波検査)をし、

不妊原因を調べてもらいましょう。

不妊の原因となる事柄が見つかれば治療が始まります。

原因が見つからない場合は、まずは、タイミング法で様子を見ましょうということになります。

不妊の原因が有っても無くても、妊娠しやすい体づくりを

中医学の「周期調節法」というやり方でお手伝いする事ができます。

元気な受精卵と温かいフワフワベッドの子宮内膜を作る中医学の漢方療法です。

1ヶ月の生理周期を四つの時期に分けて、その時期ごとの働きを手助けする方法です。

月経期は、子宮の大掃除の時期です。

経血をしっかり排出して子宮内膜の修復と再生のリセットを促します。

この時期は特に下半身を冷えから守りましょう。

卵胞期(低温期)は質の良い卵子を育てる力を高める時です。

この時期は睡眠をたっぷりとりましょう。

排卵期はスムーズな排卵を促す時期です。

排卵にはパワーが必要です。

黄体期(高温期)は受精卵が着床しやすいように栄養豊富な子宮内膜を作る時です。

リラックスして過ごしましょう。

四つの時期の働きをサポートする漢方薬を飲み分けて

自然に授かりやすい身体づくりと養生法のご相談を受けています。