ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2012/09/19

 便秘治療は体質に合わせて   繊維を摂ると悪化する便秘も・・・

毎日のお通じが1分以内にスルッとバナナ3本分の量で、となれば、
気分爽快ですが、なかなか皆さん快適!とまではいかないようです。

「海ガメの産卵」のように涙しながら苦労する方も。

「お通じって毎日あるものなんですか?」と便通が無くても平気な若い女性も。

便秘の原因は人それぞれです。

「たっぷりの食物繊維」と「冷たい水」が逆効果という便秘もありますので注意が必要です。

中医学では便秘の原因を5つに分けて対処します。

① 腸内の熱タイプ  便が硬くしまっている。

真っ赤な皮膚炎ができやすい方に多いです。

尿の色が濃く少量。

この場合の便秘には腸内の熱を冷ます漢方を使います。

お薦め食材はトマト・キュウリ・バナナ・ズッキーニ・スイカなど夏野菜が多いですね。

② 気(目に見えないエネルギー)の渋滞タイプ

ゲップやお腹の張り、イライラしやすい、ストレス多い、
生理前に胸が張る、これらは頑張りすぎの人の気の停滞の症状。

気がつまれば便もつまります。

「開気丸」を使って気の詰まりを解消します。

繊維質を食べ過ぎると余計お腹が張って逆効果です。

③ 気の不足タイプ

便を作って押し出す力がありません。

胃腸が弱く食後もたれ・眠くなる、汗が出やすい、風邪引きやすいなど元気不足の方。

気は腸を動かし血や水を体中に巡らせる働きがあります。

腸を動かすエネルギーがなければ繊維や乳酸菌をとっても効果が出にくいです。

必要なのは気を補うお米です。

サラダばかり食べていては気を補う事はできません。

ご飯をたくさん食べたらお通じが良くなったと言う人は多いです。

④ 体内の潤い不足タイプ

夏の間、大量の汗をかいた後など体内の潤いが不足し乾燥が起こります。

コロコロ便やサラミのように硬くしまった便が出ます。

繊維質より腸内を潤す食材(ベリー類・ぶどう・プルーン・小松菜・梨・リンゴ)を。

⑤ 冷えによる便秘

内臓が冷えると腸の動きが悪くなります。

冷たい水で悪化する事も。

 

頑固な便秘は重大な病気がないか、検査が必要な事もあります。

十人十色の便秘治療一時しのぎにせずにしっかり治しましょう。

便秘が治るとは、便秘薬を使わずに
自分の食べた物だけでスムーズに排便できるようになることです。

たかが便秘されど便秘。

気持ちの良いお通じは健康の源です。