ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2012/12/29

アラフォー世代の応援漢方

アラフォー(35歳~45歳)世代の女性たちの中には、御自分の体は後回しにして
日夜、家族のため、仕事のため、地域のために
骨身を削って頑張って活躍し、体調不良を我慢している方がいらっしゃいます。

この年代の方の体調不良はホルモンバランスが変化していく事に原因の一つがあるようです。

卵巣の働きが活発になる20~30代を過ごし、40代に入ると卵巣の働きは少しずつ衰えはじめ、
やがて閉経、更年期を迎えます。

テレビでも盛んに35歳過ぎたら妊娠力が・・・・、卵巣の老化が・・・・、早期閉経が・・・、
不定愁訴が・・・と不安を煽っています。

月経や妊娠をサポートする卵巣は、女性の体や心と深く関わる大切な臓器。

女性が一生をいきいきと元気に過ごすためには、
年齢と共に変化する卵巣の状態「卵巣年齢」を知り、
卵巣を元気に保つよう積極的なケアを心がけましょう。

中医学では卵巣の主な働き(月経や妊娠)と密接に関わる「血」「腎」の養生を基本に
アラフォー世代の元気を応援する漢方が揃っています。

卵巣元気の養生のポイントは「月経期」の過ごし方を間違えないことです。

①体を冷やさないこと。
②睡眠を充分にとること。
③激しい運動は控えること。

血液は温まるとよく流れ、冷えると流れが滞る性質です。

月経血と子宮内膜をしっかり排出するように衣食住の全てで温めましょう。

血流が悪くなると筋腫や内膜症の予備軍になることもあります。

月経の時に排出されるものは血液だけではありません。

元気のモトのエネルギーである「気」も一緒に出て行ってしまいます。

気血を増やすためには栄養と睡眠が大切です。

母親から娘に伝える生活養生法。

初潮でお赤飯を炊いた日から養生の伝授は始まっています。