ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2013/02/26

花粉症は漢方で根本治療

中医学では、元気でいるために必要な抵抗力を正気(免疫力)と呼んでいます。
又、この正気のバランスを乱し、病気にしてしまうものを邪気と呼びます。

病気になる原因は、邪気が強すぎる場合と、正気が弱すぎる場合の
2つのケースが考えられます。

正気の弱みにつけこんで邪気が侵入してくるといったところです。

病気にならないために、元気の強さ
いわゆる免疫力アップ(扶正)と
邪気を取り除く(袪邪)方法が大切です。

春に多い花粉症の原因は「風邪(ふうじゃ)」の侵入によって
起こるものと考えます。

風邪や花粉の侵入を防ぐ役割を果たしているのが
「衛気(えき)」という代表的な正気です。

衛気を高めれば花粉症やインフルエンザや冷房病なども怖くありません。

衛気は体の表面(鼻や喉の粘膜、皮膚など)にバリアのように存在し、
邪気の侵入を防いでくれる防衛隊です。

中医学では肺と鼻と皮膚はネットワークで繋がっていると考えます。

肺の機能が弱くなると皮膚の防御機能が弱まって邪気が入りやすくなり、
鼻水や皮膚や目の痒みといった症状が現われます。

また、水分を全身に運ぶ脾胃の働きが弱くなる事も
多量の鼻水や鼻づまり、まぶたの腫れといった症状の原因となります。

そこで中医学では鼻水やくしゃみなどの辛い症状を抑える「標治」と、
体質を調整する「本治」を併せて行います。

本治では肺と脾胃を強くする事で衛気を強くし
病邪を寄せ付けない粘膜を作る「玉屏風散(衛益顆粒)が有名です。

食事はお米を主食として完全和食で、
砂糖や冷飲食を控えると良いでしょう。

春はもうそこまで来ています。

今年は花粉症の季節も快適に過ごしましょう。

 

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