ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2013/10/01

足がつる・寝違え・ぎっくり腰・・・共通の原因とは?

急に涼しくなるとこむら返り・寝違え・ぎっくり腰のご相談が増えてきます。

寝違えは寝ていなくても突然発生します。

名前を呼ばれて「はーい」と振り向いた瞬間にも起こります。

いずれも痛く、苦しいですね。

この時期のこの3つには共通点があります。

夏の間、汗をたくさんかき、汗と一緒に気と体内の必要な水分が流出しています。

しかも冷たいものの摂りすぎで胃腸の働きが低下したり、サッパリしたものばかり食べていたりして
気血(エネルギーと血液)が不足します。

筋肉や筋(すじ)・腱・じん帯などを潤しているのは血です。

血の中の潤いが大切です。

血が筋肉などを養っています。

血が不足すると枯れ枝のようにギシギシと動きにしなやかさがなくなります。

さらに冷えにより血の流れも悪くなります。

よってふくらはぎやすねや腰や首がピキッ・グキッと、きやすくなるわけです。

(足がつるのは電解質のアンバランスや筋肉疲労や糖尿病や脳の病気の場合もあります。)

血は主に23時~01時の間に作られますのでこの時間の睡眠が大切です。

血の不足を放っておくと、不眠・集中力低下・物忘れ・生理不順・髪が抜ける・
かすみ目などの症状にもつながります。

筋肉からのSOSが出たら「血」を改善してしなやかな筋肉を作っておきましょう。

中医学では潤沢な血を作る方法が充実しています。

血を作る食養生も説明しています。

こむら返りの恐怖から開放されてグッスリ眠れますように。