年末年始は何かとご馳走を食べる機会が増えますね。
少々お疲れモードで身体がだるいとき、鏡で舌を観察してみましょう。
白や黄色や茶色い苔が厚くびっしり付いていませんか?
これは自分の胃腸の処理能力を超えて飲み食いをしたという身体からのお知らせです。
食事の量が多かったか、又は自分の胃腸の力が弱かったという証です。
舌クリーナーでお掃除しても解決しません。
中医学では消化吸収が上手くできなく身体に溜まったものを「痰濁」といいます。
痰濁はいわゆる身体のゴミ・老廃物のようなものです。
この老廃物の処理が通常ルートで上手く排泄できないと、
別のルートでも良いから出しちゃえ!という事になって様々な症状を作ります。
目やに・鼻汁(蓄膿)・口内炎・アトピー性皮膚炎・体臭・口臭・ニキビ・脂漏性湿疹等の
水っぽく、ジュクジュク・ベタベタした何かです。
母乳から出して赤ちゃんの乳児湿疹を引き起こす事もあります。
外に出てこなくても血管の中に悪玉コレステロール、中性脂肪・血糖として溜まり動脈硬化の原因になったり、
肥満の原因になったりします。
こんなときは疲れているからと栄養を補給したり、食べて元気を出そうとしたりしても逆効果。
益々悪化します。
痰濁が溜まったお知らせが現われたときはこの老廃物をデトックスすることで体調が良くなります。
五行草と晶三仙のお茶と温胆湯で胃腸の機能を高め痰濁を代謝させます。
そして痰濁のもとになる食事を完全和食にして腹六分目に押さえることです。
一食抜いてもかまいません。
今までの足し算の栄養学ではなく引き算の栄養学です。
余分なものを身体から追い出すというのは現代人の健康の鍵かもしれません。
胃腸の負担を軽くして良いお年をお迎えください。