日本人の平均寿命は女性86歳(世界1位)、男性80歳(世界4位)となりました。
しかし、寝たきりにならず、介護も必要とせずに日常生活を維持できる健康寿命は
それぞれ73歳、70歳です。
平均寿命と健康寿命の差は女性で13年間、男性で10年間と大きいのが現状です。
この差をゼロに近づけ自立した老後を送るためには若いうちからの身体のメンテナンスが
必要ですね。
高齢者の要介護の主な原因は脳血管疾患・認知症・骨折・関節疾患・・・。
血管系の疾患はメタボリックシンドローム(メタボ)に端を発することが多いので若いうちからメタボを解消しておくとよいでしょう。
もう一つ注目されているのが「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」予防です。
ロコモとは運動器症候群といい、骨・関節・筋肉・脳神経などの運動器の働きが衰えることで、要介護になる可能性が高い状態です。
運動器はそれぞれが連携して働いており、どの一つが悪くても身体はうまく動けません。
5つのロコモチェック
① 片脚立ちで靴下がはけない
② 階段を上がるのに手すりが必要
③ 横断歩道を青信号で渡りきれない
④ 15分くらい続けて歩けない
⑤ 家の中でつまずいたり滑ったりする
いかがでしたか?
ロコモ予防には個人に合ったトレーニングが必要です。(ロコトレ)
片脚立ち・スクワット・座ったままの関節の曲げ伸ばし・ラジオ体操・腿上げ体操など。
中医学では脳の老化や運動器の衰えをゆっくりにする補腎薬がいろいろ揃っています。
生涯自分の足で歩いていられるようにメタボやロコモ予防を。
生活養生とともに上手に中医学漢方を利用するのも老後をイキイキと過ごすコツと言えるでしょう。