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顕微授精の予定がまさかの「自然妊娠」

30歳のMさんとのご縁は平成25年のお正月明け。

妊娠反応は+に出ましたが「化学流産」でした。

でもMさんは「着床まではできるんだ」と、落ち込みを「考え方の転換」で前向きにとらえていました。

化学流産の場合は「染色体異常の場合も多いですし、自分のせいではありませんので自分を責めないでね」とお話しし、今までのつらいお気持ちなどをおしゃべりしてご縁ができました。

子宝漢方を少しずつ取り入れ、焦らず体つくりをしましょうと漢方での妊活を始めました。

2か月後に採卵、多嚢胞性卵巣なのでクリニックのドクターはOHSSにならないように心を配って卵巣刺激をしてくださいました。

たくさんの卵が採れ、授精もうまくいき、すべてを凍結しておきました。

平成25年と26年で何回も移植しましたが、ことごとく判定マイナスが続き、アシストハッチングもしましたがすべての胚を使い切りました。

再度採卵の準備に入り

「今までの胚は漢方薬を飲んでから間もなくの卵なのですが、これからの卵は漢方薬を始めて1年がたっていますので何かが違うでしょう」とご本人も前向きです。

夏に、今度の生理が来たら卵巣刺激を開始して採卵の周期に入りましょう。

と言っていたところ生理が来ずになんと自然妊娠していました。

ご夫婦もドクターも「信じられない!」

順調に胎嚢確認! 心拍確認! 母子手帳交付と進み、つわりも治まり、お元気に過ごしています。

来年、度変わり明けには出産の予定です。

ご本人は「やっぱり漢方薬を飲んでから、育った卵は元気なのかもしれませんね。

何より自分の体調が良くなり生理も順調になってきたころにちゃんと授かるようになっていたんですね!」と喜んでいます。

妊娠までの道のり、遠くからのご来店、メールでのやり取り、

今では懐かしい日々を一緒に過ごしたんだなぁと感慨深いです。