31歳のNさんは第二子をご希望です。
いつも体温が高めで高温期の半分の日で37℃を超えています。
不妊症の方の多くは冷え性の方なのですが、Nさんのようにいつもほてり、熱っぽい、冷え知らずの方もいらっしゃいます。
体温表を見ながら「ほてり対策」をしていかなければなりませんので、「子宝漢方は身体を温める物」という概念は捨てなくてはなりません。
本当に一人一人漢方の組み合わせが違って当然なのです。
ですからNさんには体を温める漢方は一切使いませんでした。
アトピー性皮膚炎もありましたから清熱薬も使いました。
身体を潤し良い卵胞が育つような漢方を多く使いました。
高温期の体温が37℃を下回ってくるころに自然妊娠し、その後は順調に無事ご出産の日を迎えました。
アトピー性皮膚炎をお持ちで妊娠を希望なさる方はアトピーが良くなると妊娠することが多いです。
冷えも熱もどちらもちょうど良くなると自然に授かりやすくなるものですね。