ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2015/07/02

汗のお悩みは漢方薬がお手伝い

暑くなりますと毎年「汗のお悩み」のご相談が多くなります。

「緊張する場面で額に玉のような汗をかいて恥ずかしい」

「更年期のホットフラッシュでカーッとなり汗が噴き出すハンカチマダム」

「手の汗がひどくてペンを握れない、ノートが汗で濡れる」

「スポーツ中に滝のような汗で、ぐったり疲れる」

「お風呂上りに汗が引かずに夜風に当たって風邪を引く」

「寝汗がひどくパジャマを着換えるほど」

「掌・足の裏・脇汗が気になる」

「汗のにおい・あせも・アトピーの悪化」などお悩みは千差万別。

汗の状態には全身性と局所性の多汗があります。

全身性は夏に多くなりますが、局所性の場合は年間を通してのご相談となります。

緊張性の汗の場合は皮膚表面の汗腺の開閉をうまくできるようにする漢方と自律神経のバランスを取りリラックスできるような漢方を併用します。

更年期の汗は上半身の熱をさましながら、補腎薬でホルモンバランスを整えます。

40代以降は自律神経のバランスが崩れやすくなります。

また、汗腺の機能が弱く汗口を引き締める力が不足することもあります。

食欲旺盛でこってりしたものが好みの方や、体臭・汗のにおいが気になる方の汗対策は「湿熱」を排毒するお食事と漢方をお勧めします。

アトピーやあせもは出てくる汗の質を刺激の少ない物にしていきます。

体温調節のために発汗は大切な生理現象です。

でも、必要以上に汗をかきすぎると体力が落ち、疲れやすくなり、免疫力も落ちます。

汗にもいろいろのタイプがありますので汗対策もお話を充分伺ってから一緒に原因から探っていきます。