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「生理痛は無いのがあたりまえ」

若い方の中には生理痛でお悩みのかたが意外と多いです。「生理痛は無いのがあたりまえ」のパンフレットをお渡しすると「友人などは皆、生理痛がある ので、こういうものなんだと、我慢しなくてはいけないのだと、または痛み止めを飲めばいいんだと・・・」そのように思って我慢しているのですね。
確かに多数決で言ったら生理は痛いのが普通?と思ってしまってもむりはありません。TVでも痛みには○○・・と宣伝していますもの。
ところがそれでもやっぱり「生理痛は無いのがあたりまえ」なのです。

20代のOLさんもそんな一人でした。仕事を始めてから益々酷くなり、遂には仕事を休まなければならない時もあるということでした。
おまけに生理間近になると気がめいって、胸が張って痛み、便秘、浮腫み、イライラ、なぜかチョコレートが無性に食べたくなり、体調が悪くなったといいます。生理が始まるとそれらの症状はウソのように消え、今度は痛みとの戦いになるそうです。
最初にご来店になった時は顔色が青白く、元気がありませんでした。舌は輪郭に歯の痕がつき、舌の裏側の血管は紫色に腫れていました。仕事でのストレスもある様子です。

このお嬢さんは、エネルギー不足(気虚)のため元気が出ず、胃腸の働きも充分でないので水をさばく力が低下し、ストレスから気が停滞し(気滞)月経前症候群(PMS)となっていました。
又、舌の様子からも血の巡りが悪いことが解りそれが生理痛の原因となっている可能性がありました。
そこで漢方の「気」と「血」を充分に増やしホルモンのバランスを整えるシロップに、血液の流れを良くする漢方薬を少しずつ混ぜて服用していただきました。生理が始まる予定の一週間前になったら月経前症候群の漢方薬を短期間加えてPMS対策もしました。

3回目の生理が来る頃には生理痛もPMSも改善していました。
服装も温かくし、お食事にも気を使い、体質にあった食材と調理方法を勉強していただきました。睡眠や入浴方法などもよく養生していただきました。
今では元気に過ごされています。「気」が充実してくると少々のことではへこたれない精神力もついてきたと嬉しいおまけ付です。

ときのや薬局では、女性の「生理痛をなくすこと」と「便秘をなくすこと」をお手伝いすることが私たちの使命と考えています。若いうちにしっかりと身体作りをしておきましょう。