ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2016/05/04

「ぐるぐる・ふわふわ・くらっ」めまいの対策

目を開けると天井が「ぐるぐる回っている」、歩く時に船に乗っているように「ふわふわして真直ぐ歩けない」、立ち上がった時に「くらっとする」このような「めまい」の経験はありませんか?

原因は様々ですが、同時に手足が痺れる・ろれつが回らない・ものが二重に見える・激しい頭痛・難聴・耳閉感・吐き気を伴っていたら脳神経科や耳鼻科での診察が必要です。

診察を受けても「異常はありません」という時は中医学の養生法を生かし体質から強くしておきましょう。

めまいを起こす原因は中医学的にみると

①   体内に溜まる「痰湿(余分な水分や汚れ)」。

内耳の三半規管を満たしているリンパ液に痰湿の影響があると「ぐるぐるめまい」を起こします。

舌に厚い苔が付いていませんか?

暴飲暴食・こってり系の食事・アルコールの摂り過ぎで「脾胃(消化器)」の働きが落ちて水分代謝が悪くなると、痰湿を生じてしまいます。

 

②   ストレスが原因で肝の不調。

過度のストレス、睡眠不足、過労が続くと氣血の流れをコントロールし、自律神経を調整する肝の機能が低下して「ふわふわめまい」やイライラ・のぼせなどが起こりやすくなります。

舌の輪郭が真っ赤、舌の裏側の血管が紫になって教えてくれます。

 

③   高齢者や虚弱体質・貧血の方に多い「くらっとするめまい」

「氣血」が不足気味でエネルギーや潤いが全身に行き渡らないタイプ。

舌の輪郭に歯型が付いていたり、舌に亀裂があったりしませんか?

加齢とともに衰える「腎」「脾胃」を守りましょう。

春は特に自律神経のバランスが崩れて、めまいが起きやすくなります。

タイプ別に養生法や中医学漢方がお手伝いいたします。