若い女性に「生理痛はないのが健康なんです」とお話しすると「エ~?!ウソ!本当ですか?だってみんな生理痛有るし」と言われてしまいます。
確かに多数決でいったら生理痛ありが普通と思ってしまいますね。
テレビや雑誌でも生理痛には○○・・・と鎮痛剤の宣伝をしていますもの。
それでもやっぱり「生理痛はないのが当たり前」なのです。
放っておいてはいけません。
鎮痛剤でその場しのぎの対応をしていると「体からのお知らせ」を見逃してしまい、後々の人生に影響してきます。
大きく2つに分けて考えます。
① 子宮や卵巣に病気がある場合(器質的生理痛):子宮筋腫や子宮内膜症や腺筋症などがある場合です。
年々ひどくなる生理痛は検査が必要です。
② 何も病気は無くて生活習慣や体質に問題がある場合(機能的生理痛):子宮収縮がうまくいかない、冷え、気のめぐり・血のめぐりが良くないなど。
4つのタイプに分けて漢方薬の体質改善をしましょう。
★冷えで悪化する「寒邪」タイプ
★ストレスで悪化する「気滞」タイプ
★血の滞りで悪化する「瘀血」タイプ
★頑張りすぎて悪化する「気・血不足」タイプ
それぞれに適する食事や生活養生、漢方薬があります。
女性は40年近く生理と付き合います。
痛みがなく自然で規則正しいことが理想です。
生理の不調は体からのシグナルかもしれません。
「痛み・周期・経血量・色・塊」など少しでも不安を感じたらご相談ください。
生理は月に一度のデトックスのチャンスです。
女性の美しさ・若さ・健康の証なのです。