ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2016/11/10

生理痛はないのが当たりまえ

若い女性に「生理痛はないのが健康なんです」とお話しすると「エ~?!ウソ!本当ですか?だってみんな生理痛有るし」と言われてしまいます。

確かに多数決でいったら生理痛ありが普通と思ってしまいますね。

テレビや雑誌でも生理痛には○○・・・と鎮痛剤の宣伝をしていますもの。

それでもやっぱり「生理痛はないのが当たり前」なのです。

放っておいてはいけません。

鎮痛剤でその場しのぎの対応をしていると「体からのお知らせ」を見逃してしまい、後々の人生に影響してきます。

大きく2つに分けて考えます。

①   子宮や卵巣に病気がある場合(器質的生理痛):子宮筋腫や子宮内膜症や腺筋症などがある場合です。

年々ひどくなる生理痛は検査が必要です。

②   何も病気は無くて生活習慣や体質に問題がある場合(機能的生理痛):子宮収縮がうまくいかない、冷え、気のめぐり・血のめぐりが良くないなど。

4つのタイプに分けて漢方薬の体質改善をしましょう。

★冷えで悪化する「寒邪」タイプ

★ストレスで悪化する「気滞」タイプ

★血の滞りで悪化する「瘀血」タイプ

★頑張りすぎて悪化する「気・血不足」タイプ

それぞれに適する食事や生活養生、漢方薬があります。

女性は40年近く生理と付き合います。

痛みがなく自然で規則正しいことが理想です。

生理の不調は体からのシグナルかもしれません。

「痛み・周期・経血量・色・塊」など少しでも不安を感じたらご相談ください。

生理は月に一度のデトックスのチャンスです。

女性の美しさ・若さ・健康の証なのです。