ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2016/12/15

 中医学的「温活」あなたの冷えはどのタイプ

女性の8割が冷えを感じていると言われています。

冷え性のサインは「身体に」「美容に」「胃腸に」出てきます。

冷えが原因とは気づかずにこんな症状でお悩みの方も。

だるい、つらい・生理痛・足が冷たくて眠れない・気分が落ち込む・風邪ばかり引いている・妊娠しにくい・太りやすい・浮腫みやすい・おしっこの悩みなど、まさかこれらが冷えと関係していたなど思いもよりませんね。

冷えは万病の元と言われますが知らず知らずのうちに大きな病気につながることもあります。

衣類や小物で外から温める方法と、体質的に内側から温める方法を併用しましょう。

3つのタイプに分けて考えます。それぞれ漢方対策・食養生・生活養生が違います。

①   気血不足タイプ:体の働きを支えるエネルギーの「気」と栄養を全身に届ける「血」が足りないと、元気が出ない、食欲不振、顔色が青白い、手足が冷えるなどの症状が出ます。

気血を生む源は胃腸なので冷たい飲食を控え、早寝をしましょう。

気血を補う食材(棗・クコの実、茸、鶏肉・豚肉など)を

 

②   血行不良タイプ:ストレス、生活の乱れなどから血液の流れが滞る「瘀血」になると身体の隅々まで血液が行き渡らなくなりしびれ、痛み、生理痛、筋腫、内膜症、シミが多い、舌の裏側の血管が黒いなどを伴うこともあります。

青魚や香り野菜で滞った血の流れをスムーズにしましょう。

怒りの感情は血の巡りを悪くします。

 

③   陽気不足タイプ:体のボイラーの火を作る力が弱いタイプで、高齢者や慢性病を持つ人、虚弱体質の人。

陽気の源は五臓の「腎」にあるため足首まで冷える強い冷え、腰の冷え、むくみ、尿のトラブルも現れます。

温性の強い食材、シナモンなど辛味のある香辛料を利用して、「寒」を取り除きましょう。