年末年始を楽しく過ごした胃腸さん。
お疲れモードになっていませんか?
中医学漢方では病気の成り立ちをこんな風に考えています。
食べたり、飲んだりしたものは胃腸に入り栄養分として吸収され、体のあちこちに届けられます。
一方、吸収されなかったものは「便・尿・汗」で排泄されます。
食べ物を「吸収と排泄」に分別することがうまくいっていると健康です。
ところが飲食物の量と質が自分の胃腸の分別力を上回ってしまう(食べすぎ)、あるいはストレスや睡眠不足で、この分別力が落ちてしまうと「老廃物」として体に溜まってしまいます。
老廃物(ゴミ)はどこかから出ていこうと虎視眈々と狙っています。
この老廃物は食べ物由来ですからジメジメ湿気を帯びていますし、長く体にとどまると熱をもってきます。
ちょうどそんなときに皮膚や粘膜に弱っているところがあると「そうだ!ちょっと失礼!ここから出させて!」と噴き出してきます。
アトピー・ニキビ・乾癬・掌蹠膿疱症・脂漏性湿疹・口内炎・口角炎・歯肉炎・膣炎・バルトリン腺炎・目ヤニ・蓄膿症・後鼻漏・鼻水・めまい・痰・口臭体臭などあらゆる出口を使います。
血液中に「血糖・脂質・尿酸」としてあふれることもあります。
「妊娠・出産・授乳」という最強のデトックスルートを使わないで済むように妊娠前に毒や老廃物をデトックスしておきましょう。
漢方相談に時間がかかるのは「どうしてそうなった」と「どうすれば治る」を根本から一緒に探って、身体に溜まった老廃物を作らせない食生活、老廃物をデトックスする生活をご紹介するためです。
春の「漢方と薬膳サロン」では「デトックス」をテーマに外から入ってくる「毒」と自分自身で作ってしまう「老廃物」のお話しをいたします。
3月12日1時から塩沢公民館。参加費3000円。お申し込みはときのや薬局まで。