「フレイル」と「サルコペニア」を予防して健康長寿を伸ばしましょう

コロナ禍で外出自粛の日々です。

そんななか、運動不足で心配なのは「サルコペニア」と「フレイル」。

サルコペニアとは「加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下」を表す言葉です。

「筋肉が減ってきちゃったわ~」ということ。

負荷をかけないと筋肉は自然に減っていきます。

スクワット頑張りましょう。

フレイルは「加齢によって筋力や心身の活力が低下した状態」のことで身体的(筋力低下や体重減少)・精神心理的(うつや認知機能低下)・社会的(孤独や閉じこもり)の3つの要素があります。

フレイルは放っておくと要介護状態につながる可能性もあるのでその予防・改善の必要性が高まっています。

中医学ではこうした老化による症状を「虚労」ととらえます。

運動器だけでなく虚労は臓器の虚弱や身体に必要な要素(気・血・水・精)の不足により、心身の働きが衰えた状態のこと。

中医学の知恵で弱った臓器を整え、不足した要素を補うことで心身共に健やかな状態を取り戻すことができます。(西洋医学の臓器とは考え方が異なります。)

身体の衰えが気になる人は肺・脾(胃腸)・腎のケアを。

肺は免疫力の要。

脾(胃腸)は気(エネルギー)を生み出す臓器。

腎は生命力の源「精」を蓄える臓器。

腎が衰えると老化のスピードが速まります。

ココロの不調が気になる人は心(しん)肝のケアを。

心は「血」を全身に巡らせ精神をコントロールする臓器。

心の機能が低下すると不安感や鬱などの不調が現れやすくなります。

肝は「気」の流れをスムーズにし、ストレスを発散させる臓器。

五臓のどこに弱点があるかを見極め、そこを補うのが中医学の知恵です。

いつまでも自分の足で歩き、健康寿命を延ばすためにフレイルを予防・改善しましょう。

中医薬漢方は女性のココロとカラダの応援団

「女性の元気は家族の笑顔」「女性は家族の要」と言います。もちろん男性も家族のだれもがそうです。

中西結合と言って西洋医学と中医学を結合させることで、すべての年代の女性のココロとカラダの健康のメンテナンスができます。

現代女性の身体のお悩みは多岐にわたります。

生理にまつわるもの・筋腫や内膜症や不妊など卵巣子宮に関連するもの・肌荒れニキビなどお肌に関するもの・更年期のお悩み・便秘・貧血・冷え性・骨粗鬆症・生活習慣病・自律神経失調症・認知症の予防などなど。

女性の健康はホルモンバランスの上に成り立っていると言っても過言ではありません。

女性の一生は一本の線で繋がっているように思います。

子供時代の食生活を含めた生活習慣が思春期に。

思春期の養生(特に生理中の養生)が妊娠適齢期に。

産後の養生が更年期に・・・と、今の生活が自分の将来の体調に繋がっています。

体調の波はだれにでも訪れますが、その波が小さいうちにカラダを点検・修理するチャンスと思って、将来のことまで見越して体つくりをしておきましょう。

ちょっとした身体の不調も中医学では「未病」と判断します。

「未病」とは発病には至らないものの軽い症状がある状態。

ここを放置しておくとやがては大病を患うことに。

特に気を付けてほしいことは「生理痛・月経過多」「便秘」「貧血」です。大きな病気が隠されていないか、まずは西洋医学的診断が大切。

何も病気が見つからなければ自分のライフスタイルの積み重ねの結果として「五臓六腑のバランスの崩れ」ととらえ、養生で体調を整えるという中医学の考え方があります。

特に女性の養生は「身体を冷やさない・冷たい物の飲食は控える・11時までに眠る・1口30回噛んで腹八分目・口呼吸を止め鼻呼吸にする・湯船につかる」昔から言われている当たり前のことです。

今年一年、身体のメンテナンスをしながら元気にやりたいことができる気力・体力・精神力を高めていきましょう。

「葛根湯」を正しく使うコツ 漢方で風邪の初期治療

風邪はウイルスや気温・湿度などの気候の影響など身体の周辺にある「邪」と呼ばれるものが身体に侵入しようとすることから始まります。

その影響は皮膚や関節などの体表から始まり、鼻、鼻の奥、喉、消化管や気管・肺へと進みます。

体表から深いところに向けて侵入しようとする「外邪」とこれをできるだけ浅いところで阻止して追い返そうとする身体の仕組み(正気)を「邪正闘争」と表現し、この様子が風邪の症状となります。

体表で闘うことで悪寒や頭痛、関節痛や筋肉痛、発熱に。鼻から侵入する外邪はくしゃみや鼻水で追い返し、気管に侵入されると咳や痰で追い払おうとします。

漢方薬を使って風邪の初期段階のうちにこの闘いを終息させるには、症状を抑え込まずに、身体が防衛手段としてやりたがっていることを邪魔せず、応援することが大切です。

睡眠が一番大事です。

外から中に入ろうとする邪気に反応して、身体では内側から外側に向かう流れが盛んになり、邪気を外に発散させようとします(これを解表と言います)。

これを応援する代表選手が「葛根湯」で、次の①~③の条件がそろったときだけ効果を発揮します。

①   寒さが入り込み、その風邪がまだ体の表面にある(頭痛・肩こり・筋肉痛)

②   入り込んだ邪気の種類は「寒」の邪気(顔色蒼白・ゾクゾク寒気・水っぽい鼻水で青い風邪と呼びます))

③   まだ病気と闘うエネルギーがある(汗をかいていない・倦怠感は無い)

初期治療に成功すると汗と一緒に邪気が抜けていくのを感じるでしょう。

逆に寒気をあまり感じず、喉が赤い・顔色が赤い・口の中が熱いなど炎症系の風(赤い風邪と呼びます)には銀翹解毒散を。

胃腸にくる風邪には勝湿顆粒を使います。

初期治療の「その瞬間」を逃したら風邪はどんどん変化していきます。

治療のタイミングを逃して進行した場合は別の病気を併発している可能性もありますので受診をしましょう。

 糖尿病は血糖コントロール&合併症の予防を!

WHOは11月14日をインシュリン発見者バンディング医師の誕生日にちなみ「世界糖尿病デー」と定めて糖尿病の啓蒙運動を推進しています。

糖尿病は血液中のブドウ糖が増えすぎて血糖値が高くなってしまう病気です。

血糖値を下げるインシュリンの作用が弱くなったり、不足してしまったりすることで起こりますが、無症状で進行することが多い病気です。

血液中にはブドウ糖があふれています(高血糖)が、身体全身の細胞にはブドウ糖が取り込めず細胞は飢餓状態。

これらの代謝障害により太い血管にも細い血管にもすべての血管に大きなダメージを与え動脈硬化が進みます。

怖いのは高血糖に気付かないまま放置してしまい様々な合併症を引き起こすことです。

進行すると失明・腎不全・足壊疽・脳梗塞・心筋梗塞をはじめ、アルツハイマー病は糖尿病のない人の2倍、ガンや骨粗鬆症、歯周病にも関係しています。

糖尿病は「代謝病」+「血管病」ということができます。

血管ボロボロ・血液ドロドロ。

中医学では「痰濁・瘀血」と言います。

血糖値のコントロールと同時に、身体の酸化(サビ)と身体の糖化(焦げ)を防ぐことも重要です。

活性酸素と最終糖化産物の産生を抑えるために、食べ物・食べ方(順番)・運動・睡眠・ストレスとの付き合い方、自律神経のバランスなどの生活習慣から変えていくことが必要です。

日本人は世界の民族の中でも糖尿病になりやすい民族です。

食べ過ぎ飲みすぎが無くても、メタボ体型でなくても、痩せていても糖尿病という人はたくさんいらっしゃいます。

健康診断で少しでも糖尿病の精密検査が必要と診断されたら、ブドウ糖負荷試験やヘモグロビンA1cの検査を受けて血糖コントロールをしましょう。

様々な生活習慣病の第一歩は高血糖から忍び寄ってくると言っても過言ではありません。

将来起こるかもしれない合併症を予防するためにも血糖コントロールは大切です。

「眼」を守る生活と漢方

10月10日は「目の愛護デー」です。

現代日本では医療技術レベルの進歩に伴う先端的検査・治療で眼疾患の早期発見・早期治療ができるようになり感染症・白内障による視力障害・失明は昔に比べるとはるかに減少しています。

一方で現代人は眼を酷使し(パソコン・スマホ・テレビ・ゲーム・運転などで)、昔の人の何倍もの情報を目から得ていると言われています。

失明原因の一位は緑内障。

そのほか加齢に伴い増加する白内障、網膜黄斑変性、網膜症など高齢化社会が進むにつれて増加します。

40歳以上の方、及び家族歴、高血圧、強度近視、糖尿病の方は定期的に眼科検診を受け、自分の眼圧や網膜の状態がわかるようにしておきましょう。

検査を受けると、このように言われることは有りませんか?

「確かに病気は始まっていますが、まだ治療を始める段階ではありません。定期検査で進行具合を診ていきましょう。治療が必要な段階になったら、お薬や手術などの選択肢があります。」

治療が必要な段階になるまでには、生活改善や食養生や中医学漢方での対策があります。

眼の血液循環障害の改善と視神経の保護・網膜血管と視神経の酸化防止・網膜の下の浮腫みや老廃物の処理・眼の疲れの改善。自分でできることはたくさんあります。

漢方では「目は肝の血を受けてよく視る」「目の疲れは肝と腎の衰え」という言葉があります。

また、脾(胃腸の働き)が弱ると体内の水液が停滞して、「湿」という老廃物を作り水はけの悪い身体や眼になります。

眼の病気の予防は「肝」と「腎」と「胃腸の働き」と「血流」を整えることから始めます。

生活においてはバランスの良い食事・質の良い睡眠・禁煙・ストレス発散・紫外線対策があります。楽しい人生のためにも眼を健やかに保ちたいですね。

 

 

何を食べるか」よりも「どれだけ処理できるか」が重要

食養生という言葉を聞いたことがありますか?

こんな体調の時は何を食べたらよいのか、何を控えた方が回復するのか。

元気でいるためにも体質別に食材や調理法を工夫することを言います。

よく「貧血には何を食べたらよいですか」「アトピーで痒い時には何を食べたらよいですか」「骨を丈夫にしたいです。冷え性です。胃腸が弱いです・・・・」質問されればそれぞれの食養生をお伝えします。

しかし、実は「何を食べたらよいか」よりも「胃腸で消化・吸収・運搬・代謝・排泄がうまくいってるか」の方がもっと大切なのです。

食べ物を受け入れるチーム(口・食道・胃)を胃のチームと名付けます。

食べたものを処理するチーム(腸・膵臓・胆嚢など消化吸収にかかわるところ)を脾のチームと名付けます。

食用旺盛で、あるいは元気になろうと頑張ってたくさん食べている人。

その量を脾のチームで適切に消化・吸収・運搬・体つくり・排泄ができているでしょうか?

胃>脾の力関係(食べすぎ)ですとトラブルが発生。

食べたものの処理が追い付かず、体内に老廃物を作ることになります。

その老廃物が皮膚・鼻・呼吸器・血液中・内臓にあふれてきて病気の元となると中医学では考えます。

「腹八分目に医者いらず」とは胃<脾の力関係のことです。

腹八分目で脾が活躍できると食事の前後で同じように動ける・頭が働く。

食後、眠くならない、もたれない、お腹が張らないです。

食欲に任せて食べ過ぎない、脾のチームを強くして処理能力を高める。

これが食養生の根本です。

消化の助けに大根おろし・山芋・サンザシを利用しましょう。

舌に苔が厚く付いていたら「食べ過ぎで処理が間に合ってないですよ~」のお知らせです。

1口30回以上噛む・胃の中を冷やさない・食事の時間は楽しくおいしくストレスを感じないで。これが脾を強くするコツです。

マスク皮膚炎・マスク熱中症に気を付けて

毎日長時間マスクを着ける生活は暫く続きます。

気温が高く湿気の多い季節では顔がヒリヒリしたり吹き出物ができたりといったマスク肌荒れにお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。

喋ったり顔の筋肉を動かしたりすることでマスクと肌の間に摩擦が起こり、肌のバリア機能が損傷します。

マスクの中は熱と湿がこもり、蒸れているため雑菌、ダニ、真菌などが増殖し、肌の常在菌叢が崩れるようになり、「マスク肌荒れ」を招いてしまいます。

中医美容学ではこの状態を「熱毒・湿熱」に分類し、「清熱解毒利湿」の方法で肌バリアを守りながらデトックスする美容法(内服・外用)があります。

カサカサするからと言って保湿だけしていても「熱毒と湿熱」を追い出すことを中心に治療しないとなかなか綺麗になりません。

マスク肌荒れの症状は様々でニキビ・接触性皮膚炎・脂漏性皮膚炎・酒さ様皮膚炎・マラセチア毛嚢炎・アトピーの悪化などがあります。

 

高温多湿の環境でマスク着用を続けると熱中症のリスクも上がります。

外出自粛が長引き身体が暑さに慣れていないうえ、熱中症による高熱やだるさは新型コロナの症状と区別しづらいので熱中症の予防は徹底的に行いましょう。

上手に汗をかける訓練をしておきましょう。

水分や塩分をこまめにとる必要もあります(砂糖入りのものは控えめに)。

エアコンでの室温調整と同時に換気にも気を配りましょう。

感染リスクが低い場所ではマスクを外しましょう。

 

身体の火照りを鎮めるには「甘酸化陰」の食材を

暑くなると「身体が火照って眠れない・足の裏を冷やさないと眠れない」という方が増えてきます。

中医学では、身体は火の力(陽)と水の力(陰)がバランスを取っているのが健康状態(陰陽のバランスを重視します)です。

火照りがつらいのは火の力が強すぎるか、それを冷ます陰の力が弱いか(陰虚と言います)です。

季節的な暑さや多量の汗・更年期以降の潤い不足・過剰なストレス・寝不足・辛い物の摂りすぎなど年齢や生活習慣で陰が消耗され陰虚となります。

ほてりは身体の大事な「潤い=陰」が不足しているお知らせと中医学では考えます。舌の表面に亀裂が入っていませんか?

「真っ赤で苔無し亀裂あり」は身体の潤いが消耗しているお知らせです。

中医学には「甘酸化陰」という言葉があります。

「甘みと酸味を合わせると陰分=潤いが湧いてくる」という意味です。

この場合の甘さは砂糖の意味ではありません。

天然の素材の持つ甘みです。

おすすめ食材はスイカ・桃・トマト・レモン・きゅうり・冬瓜・梅干し・酢の物など夏野菜がいっぱい!季節のものを食べることが食養生につながります。

陰分=潤いが足りないと熱中症になりやすく、また、血流も悪くなりますし、イライラもしやすいです。

陰分は眠っている間に補充されるので、夜更かしは陰虚に。

辛い物は発散作用があるので食べすぎると身体の潤いが失われてしまいます。

食べ物だけでは火照りが鎮まらないときには、中医学漢方で身体をみずみずしくして身体を潤し、陰を補い、火照りを取る方法があります。

新型コロナ 中医学的な対策                  

外出自粛中で旅行やお出かけが減ってしまった分、食べることは最大の楽しみという方が多いのではないでしょうか。

家族団らんでご馳走三昧の日々なら幸せですね。

ところで胃腸の負担が大きくなっていませんか?

舌が食べ過ぎを教えてくれます。

舌の表面に苔が厚く付いていたら「胃腸に負担がかかっています」のお知らせです。

「舌の苔」がとても厚くなったり、黄色くなったりしている体質を中医学では「痰湿」と言って体内の不消化物や老廃物などの不要なゴミがあることを示しています。

飲みすぎ食べ過ぎ・胃腸の疲れ・疲労・下痢便秘など胃腸の弱りによって消化機能が落ち、老廃物が十分に排泄されないことが原因と考えられます。

さて、今回の新型コロナウイルス感染症の症状は1発熱2咳3倦怠感と言われていますが、8割の患者さんはこの「痰湿の舌」だったそうです。

中医学の言葉で「胃腸は痰湿を作り、肺は痰湿を溜める」と言います。

新型コロナ感染症の中医学の治療の基本は

★身体の不要な「痰湿」を追い出す

★ウイルスによる炎症「熱毒」を鎮める

★免疫の暴走(サイトカインストーム)を鎮静化する

★血栓を予防するという方法です。

西洋医学の治療と併用もできます。

その方に合った漢方薬を3~4種類組み合わせます。

中医学的には高血糖の人・痰湿が溜まりやすい人・血流が悪い人もハイリスクとして注意が必要です。

痰湿の予防は

★腹八分目で1口30回噛む・胃腸を冷やさない・間食夜食を控える(胃腸を休ませる)

★できれば10時に眠る(22時~2時の睡眠が免疫力を高めます)

★ストレスを溜めない

毎日の舌チェックで胃腸のお知らせを聞いてみましょう。

 

疲労回復 「補う系」と「邪魔者を追い出す系」

春の新しい環境やコロナ禍の外出自粛、先行きの不安などで身体も心も疲れてしまう・・・という方が増えてきました。

疲れの元になる病気が無いものと仮定して、中医学での疲労回復の方法を2つご紹介します。

 

❶足りないものを補う方法(補法)

滋養強壮効果のあるものを食べたり、飲んだり、気血を補う漢方を使う。

眠って、身体を休めて体力回復を待つ。

ところがこの方法では回復しない疲れがあります。

そのときは❷を参考に。

 

❷邪魔者を追い出す。巡りを良くする方法(瀉法)

身体に代謝できない老廃物がたまって気血水の流れを邪魔しているための疲れです。

その老廃物の正体は「気滞」=ストレスで気が停滞、身体に膨満感。

「瘀血」=血流の悪化

「痰湿」=身体が処理できない余分の水分

「湿熱」=「湿」が熱を持ち皮膚炎などの炎症を起こす元。

ですからこのタイプの疲労回復の方法は「気血水」の巡りを良くし、ヘドロのようにたまっている老廃物を身体から追い出すことです。デトックス漢方を使います。

 

❶の方はもともとの体力がないのでお風呂に入ると疲れます。

休みの日に遊びに出かけると疲れます。

体力を消耗すると疲れます。

疲れすぎて眠れないことがあります。

 

❷の方はお風呂に入るとスッキリ爽やか疲れが取れます。

休日はレクリエーションで気分転換して疲れが取れます。

気血水の流れが良くなったからです。

あなたのお疲れは「補う系が合いますか?」「追い出す系が合いますか?」

これを見極めるのは「舌を診る」ことです。

「舌に苔がある・舌の色が紫・舌の輪郭が真っ赤」の時は追い出したい何かをため込んでいます。

「補う系」と「追い出す系」の漢方薬をバランス良く併用することもあります。