ときのや薬局 健康コラム

健康コラム

2019/07/02

タイプ別「カラダの夏対策」~お食事編~

夏本番を前に「毎年自分の夏の不調パターン」がある方は、今から対策を立てましょう。

体質や悪化の原因は人それぞれです。

マスコミの健康情報は「私の身体にはどうかしら?この情報を取り入れて良いのか?」と考えましょう。

まずは自分の身体を知ることから。

 

【熱を冷ます】厳しい暑さの中で過ごす人は身体に過剰な「熱」がこもります。

イライラや怒りっぽいといった精神の不調や不眠に悩まされることも。

舌は真っ赤です。

日頃から身体の余分な熱を冷ます食材を:スイカ・夏野菜・ゴーヤ・トマト・緑豆など

 

【潤いを養う】汗をたくさんかくと「気と津液(体の潤い)」を消耗し、血液ドロドロで心臓に負担がかかります。

また、お肌の乾燥や便秘になる事も。舌には亀裂が入ります。

汗で失われた潤いとミネラルたっぷりの食材を:柑橘類・桃・梅・白きくらげ・ユリ根・ラッキョウ・玉ねぎなど

 

【湿を取り除く】ジメジメした蒸し暑い夏は、外気の湿気や冷たい水分の摂りすぎで体内に余分の「湿」が溜まりやすく、胃腸の働きを低下させ夏バテまっしぐらに。

舌には白い苔が厚く付きます。

飲食物はホットか、せめて常温で。余分の湿を追い出す食材は:ハト麦・緑豆・もやし・春雨・冬瓜・紫蘇・茗荷・生姜など

 

【冷房から守る】現代人の夏は暑さ対策ばかりではありません。

冷房による冷え、室内と外界の温度差による自律神経の乱れなどで体調を崩すこともあります。

頭痛・肩こり・生理痛の原因になる事も。舌の裏側の血管が紫色に。

夏野菜はラタトゥユ(煮込み)にして食べましょう。

飲食物はすべて温かいもので。生姜やネギ類を薬味に使いましょう。

 

ご自分の弱点に合った食養生を取り入れて快適に夏を過ごしましょう。