ときのや薬局 不妊

不妊

コウノトリ

『子宝』 に関する相談で多いのは、「病院にて不妊治療中・病院で検査したが原因がわからない・卵巣や子宮のトラブル(子宮筋腫・高プロラクチン血症・PCOSなど)・高齢などです。

漢方では妊娠・出産には体のエネルギーである気血(きけつ)が充実し、生殖能力・生命力の源である腎精(じんせい)が十分に機能していることが必要であると考えます。 つまり、お母さんお父さんが健康であれば、元気な赤ちゃんが授かりやすいという意味です。人によって対応する漢方養生はさまざまです。

漢方薬は、その方の体質(元気不足、血液不足、冷え症、イライラ、体液不足、水分停滞)に合わせて、過不足を調整し快適な身体を作ることを第一義に考えます。

そこに、女性特有のホルモン分泌の時期に合わせ、陰陽のリズムを的確にし、バランスよく周期が推移するよう補腎、活血、養血して妊娠しやすい体作りをしていくのが本来の目的です。

気になった方はときのや薬局を訪ねてみてくださいね。

コウノトリさんがやってきました。体調不良を改善して妊娠したWさん。

Wさんは29歳。

基礎体温は2相になっていますが、体温表の記事欄には
毎日のように体調不良のメモが記入されています。

吐き気・胸焼け・胃・背の痛み・腰痛・食欲不振・腹痛・倦怠感 等など
これらが生理の周期と関係なく毎日のようにビッシリと・・・・

又排卵痛や月経痛、冷え症もありました。

それでも一生懸命仕事や家事ををこなしています。

妊娠することをご希望ですが、まずはご自分の体調を整える
事から始めましょう。

この状態では妊娠の継続や、出産してからの体力が心配で す。

妊娠する事はゴールではなくスタートです。

これからの長い育児期間中にご自分が元気ハツラツとした毎日を
送るためにも妊娠前に体調を整えましょうという事で
漢方治療を始めました。

3ヶ月は周期に関係なく胃の調子を整えること、
冷え症を治すこと、疲労倦怠感を改善することに集中しました。

少しずつ体調がよくなりそれに伴って体温表も綺麗な2相になってきました。

4ケ月目からは子宝の周期療法の漢方薬で
「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」と飲み分け
4周期目で妊娠に至りました。

妊娠中は安定期に入るまで流産防止の漢方に
切り替え、途中早産気味になったので早めに産休を取り
無事に元気な赤ちゃんを出産なさいました。

疲れも見せず元気に育児を楽しんでいらっしゃいます。

ご縁ができてから8ヶ月の歳月がかかりましたが
体調不良のままでは妊娠は難しかったのでは
ないでしょうか。

急がば回れと言いますが、健康な母体になってからの
ご懐妊で良かったと思います。

コウノトリさんがやってきました。 Vさん人生計画を実践

Vさんは20代後半。

結婚前から検査をしホルモン療法を受けて妊娠の準備を
していました。

4月に結婚し、翌年の7月頃に出産したいと希望していました。

そのためには当年の10月に妊娠できるようにと理想的な
計画を立てていました。

なかなか計画通りにはことは運ばないものですが、
Vさんは着々と体の準備を始めました。

少し疲れやすいとおっしゃいますので
疲れを治し子宮をフワフワベッドにするために
婦宝当帰膠とオイスターの服用を始めました。

次の周期で妊娠し希望通り翌年の7月に出産なさいました。

妊娠中ずーと婦宝当帰膠とオイスターは飲んでくださって
いました。

トントン拍子の妊娠で、不妊症とは言えないかも知れませんが、
結婚前の検査で、自然妊娠は難しいと言われ、
真剣に妊娠しやすい体つくりを早くから準備した お蔭と
ご本人はおっしゃっています。

「妊活」とは人生設計にも通じることを教えられました。

 

 

コウノトリさんがやってきました。  Uさん高プロラクチン血症の治療をして妊娠

Uさんは30代前半。

赤ちゃんが欲しくて1年が過ぎました。

病院でホルモン検査をしたところ、「高プロラクチン血症」と
診断され、週 1回服用するお薬でプロラクチンの値を下げました。

排卵誘発剤を服用しながら、妊娠しやすい体つくりの
漢方薬を2ヶ月服用したところめでたく妊娠なさいました。

第2子不妊の場合は母乳をあげているときにプロラクチンが
たくさん分泌され卒乳後もその影響が残って高プロラクチン血症に
なることはありますが、出産した事が無くてもプロラクチンの値が
高くなることがあります。

その場合は脳下垂体腫瘍が無い事を確かめます。

MRI検査でUさんは腫瘍は無い事がわかり安心しました。

不妊の原因は人それぞれですが、やはり早いうちに
基本検査を受けておくべきと確信しました。

原因があれば西洋医学と中医学の併用で
治療を開始することができますから、
無駄な時間をかけずに良い結果を出せるのではないでしょうか。

 

 

 

コウノトリさんがやってきました。Tさん体外の準備をして妊娠。

Tさんは37歳。AIHを5回。体外を1度トライしていますが、
授かりませんでしたので、県外から当店にいらっしゃいました。

ヒューナーも卵管造影も異常はありませんでしたが、クリニックでは
体外を勧められました。

2度目の体外の前に今度こそは成功し妊娠しやすい体作りに頑張る事に
しました。

基礎体温表では排卵の立ち上がりに日にちがかかり、
低温と高温の温度差が小さく
高温期の持続日数が短めです。

1度目の体外では受精卵の分割に不具合があったそうです。

3ヶ月周期療法で体の準備をして2度目の体外に挑戦しましたが、
採卵予定日の前に排卵している事がわかり採卵は中止になって
しまい、大変落胆なさいました。

クリニックでは次の体外の予定を2ヶ月後に決めました。

少し間が短いかなとは思いましたが、
前回のホルモン剤の影響を体からデトックスする漢方薬も使いながら、
再度準備に取り掛かり、めでたく妊娠反応がプラスになりました。

妊娠中は流産防止に努め、つわりが治まってからはマタニティヨガなどにも
通い、お元気に過ごされ無事ご出産なさいました。

幾多の落胆の日々をご夫婦で支えあいながら、常に明るく前向きに
お過ごしになられ、本当によく頑張ってくださったと、心から
祝福し 拍手を送ります。

コウノトリさんがやってきました。Sさん第二子不妊~高プロラクチン~

Sさんは40歳。二人目がそろそろ授かりたいな。と思っていました。

上の子は1歳半になりました。今まで母乳を上げていましたが、決心して卒乳したばかりです。

生理は半年前から再開していますが、周期は26~37日と一定しません。

基礎体温は2相にはなっていますが、ギザギザが激しいです。

基礎体温の波形から高プロラクチン血症を疑い

子宝の周期療法に加えてプロラクチンを下げるために「炒麦芽」を服用していただきました。

低温期と高温期と漢方薬を飲み分けしましたが、半年位たってからは、炒麦芽だけにし、

自然妊娠しました。

母乳を止めた後の妊娠希望の時は高プロラクチン血症の診断がされなくても

潜在性夜間高プロラクチンの可能性がありますので、炒麦芽を併用すると良い場合が

あります。

 

コウノトリさんがやってきました。Rさん不正出血が治ったら妊娠

Rさんは30歳。

高校生の頃から不正出血に悩んでいました。

生理周期は36~40日ですが、いつでもナプキンが手放せない状態でした。

不正出血のことは量も少ないし痛みもないしこんなもんだろうと気にしていませんでした。

それよりも、昨年5週目で流産したので、今度の妊娠に備えて体つくりをしようと

思ってご来店くださいました。

漢方薬を服用し1ヶ月で、あれほど長年続いていた不正出血がピタリと止まりました。

その後も全然不正出血はありません。

おまけに生理周期も28日になって、とても体調が良いとおっしゃっていました。

8ヶ月ほど漢方を続け周期が安定した頃に

子宝の周期療法で着床を手助けする漢方を追加したら

その周期で妊娠しました。

流産予防の漢方薬に切り替え、めでたくご出産なさいました。

中医学では「気」というエネルギーが不足すると

体内で定位置にキープするべきものがキープできずに

漏れ出してしまう、という事がいわれています。

不正出血も流産も持ちこたえるエネルギーが不足していたのかも知れません。

Rさんは非常に気配りが細やかで、絶えず気を使いすぎるほどの性格です。

漢方で気を充分に補充し、ストレスから開放されて、性腺軸の歯車が

調子よく働いたのかも知れません。

 

コウノトリさんがやってきました Qさん36歳卵管水腫を乗り越えて

Qさんは36歳。

最初のお子様はすんなりと順調に授かり、帝王切開にはなりましたが、

ご出産なさいました、そのときの基礎体温表は標準型でした。

その子が2歳になりそろそろ二人目をと思いましたが、なかなか

授かりません。

前の年に卵管水腫が見つかり手術をなさっています。

体温表は低温期のギザギザが上下激しく高温期は短めで9日間しか

ありません。

PMSが強く生理前にイライラや怒りっぽいなどの症状が出るといいます。

5ヶ月間漢方の周期療法を試み授かりやすい身体づくりをしました。

毎回ご主人と一緒にご来店され、ご主人もご自分用の漢方薬を

服用し、仕事の忙しさやストレスから体を守り元気をつけました。

3ヶ月くらいたった頃から高温期が13日くらいに持続するようになり

PMSの症状も落ち着いてきました。

そうこうしているうちに自然妊娠で授かり妊娠中はトラブルも無く

元気な女の子を出産なさいました。

とても優しいご主人で、このご夫婦なら奥様のストレスも軽くなり

授かるはずと思っていました。

やはりご夫婦で漢方薬を服用なさると御懐妊までの日数が

短い気がします。

ご夫婦の頑張りに脱帽です。

 

 

コウノトリさんがやってきました Pさん39歳PCO AIH6回 

Pさんは39歳。多嚢胞性卵巣で生理が不順でした。

月経血の量は少なめで塊が多いそうです。

月経前症候群で生理前のイライラや胸の張りが強かったといいます。

不妊専門のクリニックでHMG-MCGの注射をしながらAIHを6回

妊娠には至らなかったので体外受精をする事になりました。

半年間、漢方薬で授かりやすい身体つくりをし、

一回目の体外受精で妊娠する事ができました。

多嚢胞性卵巣は中医学では「痰濁」「瘀血」「免疫低下」と考えますので

その対策をし、さらに低温期には良い卵胞を育てる漢方を

高温期には着床を手助けする漢方に切り替えて

西洋医学の体外受精の成功のお手伝いをしました。

半年間の漢方服用期間があったので

授かりやすい身体ができていたのだとご本人はおっしゃってくださいました。

ご夫婦の努力に頭が下がる思いです。

 

 

コウノトリさんがやってきました Oさん男性不妊で体外受精1回で妊娠

Oさんは31歳。結婚4年目です。

生理の出血量が少なく、基礎体温表は2相にはなっているものの
温度差が小さく、排卵の日も特定できないほどギザギザが激しかったです。

周期は28日で順調です。

子宝の周期療法を半年くらい続けたところ経血量が増えてきて
体温表にも変化が表れ、2相がはっきりとしてきて冷え症も治ってきました。

それでもなかなか妊娠までには至りませんでしたので、
思い切ってご主人の検査を受けていただきました。

そこでご主人の方に問題があることがわかり、
即、体外受精のスケジュールを組みました。

そのスケジュールにあわせて漢方薬を組み直し、
良い卵胞を育てる時期と移殖後に着床を手助けする時期に漢方を 変えて
服用していただきました。

奥様の体作りが功を奏したとご自分でもおっしゃるように
体外受精1回目でめでたく妊娠し
流産予防の漢方に切り替えて無事にご出産なさいました。

やはりご主人の検査も奥様の検査と同時に行うべきだと実感します。

ご夫婦の素晴らしいところは「この半年間は決して無駄ではなく
私が漢方薬を飲んでいた期間があったので体外受精が 1回で成功した」

と 奥様が言い切ったことにあります。

どちらに原因があるとかは関係なく夫婦二人で作るものですとおっしゃる奥様に拍手を送ります。

コウノトリさんがやってきました Nさん41歳の挑戦。冷え症で第二子不妊

Nさんは41歳。

最初のお子さんはすんなりと自然妊娠し幼稚園の年長さんになっています。

最近は生理周期がだんだん早まり24~26日に、

生理痛があり、塊も出ます。

月経前症候群(PMS)が強く、
お腹が張る・気持ち悪い・イライラもありました。

手足が冷え、 40歳を過ぎているので高齢妊娠の不安もありました。

2年前に初期に流産し、その後はお二人目がなかなか授からずに
漢方治療を始めました。

周期療法で月経期に子宮内膜を綺麗にお掃除する目的で活血薬と疎肝薬を

卵胞期に良い卵胞を育てるために補腎薬を

排卵期にスムーズな排卵を促すために活血薬と疎肝薬を

黄体期にPMS改善の漢方と補腎薬を2種類

全周期に婦宝当帰膠と胎盤エキスでホルモン分泌を手助けしました。

生理周期がだんだん早まるのは年齢的に腎陰不足が考えられましたので
全周期に腎陰を補う補腎薬を加えました。

漢方薬服用を1年間頑張り、この辺で少し妊活をお休みしましょうと
休薬してリラックスしたのが良かったのか、
その後自然妊娠し、無事に元気な赤ちゃんを出産なさいました。

最近は40歳を過ぎて妊娠を希望する方が増えてきました。

暦の上の年齢よりも卵巣の年齢が重要です。

漢方薬で卵巣を元気にし、睡眠・食事・運動のアドバイスを
守っていただければ諦める事はありません。

 

 

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